応用情報技術者試験に合格最低点でギリギリ合格した話

日常

今回は私が応用情報技術者試験に合格最低点で合格した時のお話をしたいと思います。
ですので、「応用情報技術者試験」に最低限の労力で合格したいという方向けです。
ギリギリ合格した私が、試験日までにどのような点に重点を置いたのかを説明させていただきます。

まずは、応用情報技術者試験を受験した時の私の状況について説明させて頂きます。

受験当時のプロフィール
・地方私立大学に通う大学3年生の春
・情報系の学部に所属
・「基本情報技術者試験」には合格済み
・3か月ほど前から勉強を開始(本格的に勉強始めたのは1か月半前から)

偏差値40くらいの大学に通っていたので、勉強ができるというわけではありませんでした。
ただ、大学に入学してから「プログラム」に興味をもったので、大学の授業はある程度熱意を持って聞いていました。「基本情報技術者試験」は2年生の春頃に合格していたので、情報系の基礎知識は覚えているという状態でした。
情報系の学部に所属していましたが、大学で学習していた内容は「応用情報技術者試験」ではあまり活かせませんでした。

勉強方法

「応用情報技術者試験」は「午前問題」と「午後問題」の2部に分かれています。
私の試験の得点を見ていただいたら分かるように、「午前問題」の得点が合格基準点の60点で合格しています。これは私独自の勉強方法が関係しています。

「午後問題」は記述形式ということで、「午前問題」の4択に比べると難易度がかなり高いと思います。ですので、午後問題に勉強時間を割きたいと考えました。具体的にどのくらいの割合だったのかというと、基本的には、勉強の大半を午後問題にあてました、空き時間に午前問題を解くイメージでした。さすがに、それだけでは午前問題に合格する自身は無かったので、試験の2,3週間前からは午前問題も1日1回分くらいは解いていました。

ただし、この勉強法は「基本情報技術者試験」に合格済みであったため、出来たという可能性があります。「応用情報技術者試験」と「基本情報技術者試験」の午前問題はほとんど難易度が変わらず、「基本情報技術者試験」の勉強をしたことがある方はどこかで見たことあるような問題だなという印象を持つと思います。午前問題の勉強は最低限で合格できるというイメージがもてたので、あまり時間をかけませんでした。

全体スケジュール

午前問題について

午前問題で重要なのは「ひたすら問題に出会う事」だと思います。
全く同じ問題が出題されることもありますし、類似問題が多い印象です。
4択問題なので、午後問題と比べると得点がとりやすい試験になっています。
ですので、勉強時間は午後問題を優先しましょう。

全体スケジュールでは、過去問を1月~3月中旬(7月~9月中旬)までは、
1週間で2回分解くとなっています。
これは、時間がある時期はゆっくりまとめながら学習するべきだと思うからです。
午前問題に慣れてくると、試験時間は150分ですが、90分くらいでとけるようになるので
あせらず序盤はゆっくり理解を深めます。

また、応用情報技術者試験用のアプリが多数あるので、
通勤通学時間はアプリで勉強時間をつくります。

私は試験直前期には、90分くらいで75%くらい正答できるように仕上げました。
これは、本番は8割のパフォーマンスでも合格できるという心の安心をつくるためです。

メインは午後問題なので、午前問題は午後問題の気分転換に解くようなイメージでした。
午前問題は10回分くらい解いてしっかり復習すれば、問題に慣れてきて、
スイスイと解けるようになると思います。
基礎力はつけておいて、直前で詰め込むという学習方法で良いと思います。

午後問題について

午後問題は午前問題に比べて難易度が高いです。
基本的に回答は記述式ですし、問題の文章量が多いため解くのに時間がかかります。
午後問題で重要なのは「自分に合った分野を解く」「時間配分」だと思います。

問1は必須項目ですが、残りの4問は問2~11から選択する方式です。
問2~11は、「プログラミング」「データベース」のように理系色が強い分野や
文章が長い文系色が強い分野があります。
その10問から4問選択する必要があるため、自分に合った分野を選んで解く必要があります。

試験本番では、10問から4問選択するのですが、5問ほど学習しておくべきでしょう。
試験によって分野によって難易度が変わるので、できるだけ簡単な問題を選択しましょう。
全体スケジュールでは、1月~2月(7月~8月)を分野決めの期間としています。
自分に合った分野を見極めるために、数回分実際に全分野解いてみてください。
ネットにはオススメの選択問題がありますが、人それぞれ得点がとりやすい分野は変わってくると思うので、ここでじっくり時間をかけて見極めてください。

私は、必須の「情報セキュリティ」に加えて「経営戦略」「プログラミング」「ネットワーク」「組込みシステム開発」「システム監査」の5問を選んで学習していました。
これは個人的に午後問題のオススメの選択問題になります。

「情報セキュリティ」
必須問題なので最も時間をかけて学習しましょう。
また、午前試験と関係を強く感じるので「情報セキュリティ」の問題を解くことで
午前の勉強になります。

「経営戦略」
選択問題の内の1つです。
経営に関する問題という事ですが、他の選択問題に比べるとイメージしやすいと思います。
また、問われる分野が大きくないので数回分といてみると、解けるビジョンが湧きやすいです。覚えるべき事、言葉が少ないのでコスパ良く高得点が狙えると思います。

「プログラミング」
選択問題の内の1つで、理系よりの問題です。
一言でいうと難しくありません。プログラミングということで難しいイメージがありますが、
問われている本質はとてもシンプルです。
一番最初に「プログラミング」の問題を解く時は、一生解ける気がしないのですが、
解答を確認して何が問われているのかを理解していくことで、解けるようになっていきます。

アドバイスとしては、関数や数式が出てくるため混乱してしまうのですが、それを言葉で理解してからその内容を関数や数式で表すという手順で問題を解くと良いと思います。
一度自分の中で言語化することによりイメージがつきます。
そのイメージがつけば後は簡単です。

「ネットワーク」
選択問題の内の1つです。
出題される内容が毎回似ているので、数回分解けばコツをつかめると思います。
覚えるべき言葉も限られています。個人的には最も安定して得点がとれる問題だと思います。

「組込みシステム開発」
選択問題の内の1つです。
ほとんど覚える言葉がないという印象です。問題がシステムを設計するというものなので上手くイメージすることができれば、すんなり解けると思います。

「システム監査」
選択問題の内の1つで、問題の文章量が多いので文系よりだと思います。
文章量が多いので解くのに時間がかかるのですが、覚えることを覚えれば安定して得点が取れると思います。安定するまで時間がかかりますが、ひねった問題がでないという印象なので、安心感があります。

3月(9月)には選択問題を決めて、その分野だけ問題を解きましょう。
また、その分野の得点を上げるために、勉強する際はその分野で固まった時間を確保してください。テスト本番同様に1問+4問を選択して解くという流れで学習を回したいところですが、テスト直前期まではその分野でごとに勉強して、得意な分野を増やしていくという学習方法が良いと思います。学習効率が良いですし、得意な分野が増えていくという事で心の安定にもつながります。

試験当日

試験当日、気を付けて頂きたいことがあります。

「時計を持っていく」
試験会場に腕時計を持っていくことを絶対に忘れないでください。
実際に私が受験した時は、大きな会場で時計がありませんでした。
午後問題は時間との勝負になっていくので、絶対に時計は持っていてください。

「午前問題が解き終わったら速やかに退出する」
午前問題は9時30分~12時00分までですが、試験開始から1時間が経過すると途中退室が可能となります。見直しは重要ですが、午前問題に関してはそこまで確認する必要がないと思います。解き終わって見直しが終わったらすぐに退出して、午後試験に備えましょう。

また、試験会場に大勢の人がいるので、はやめに食事と休憩をとることがストレスなく午後試験に臨むカギとなります。

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