演算子「^」について解説
「Python」に限らず、
他のプログラミング言語でもよく見かける。
「^」について解説していきます。
数学では「^」は、べき乗の意味で使われますが、
プログラミングの世界では、違った意味で使用されます。
「^」とは?
結論から言うと、プログラミングにおいての
演算子「^」の意味は 「排他的論理和演算子」です。
念のために、「排他的論理和」を確認しておきましょう。
「排他的論理和」とは、
2進数表記の数を、各ビットで比べて
同じだったら0、違かったら1を返すモノです。
つまり、「^」は2進数同士の各ビットを比べて
同じだったら0、違かったら1を返す演算子といことです。
どのように使われている?
「^」の意味はわかりました。
それでは、プログラムコードではどのように使うわれるのか確認してみましょう。
※今回は「Python」を使います。
A=0b101010 #0bを付けることで2進数表記だと認識してくれる B=0b001111 #0bを付けることで2進数表記だと認識してくれる C=A^B #AとBの排他的論理和をCに格納 print(C) #Cを出力。しかしこのままだと、Cを10進数表記で表示される。 print(bin(C)) #binを付けることで10進数を2進数表記にしてくれる。
A:101010(2進数)
B:001111(2進数)
2つの2進数「A」,「B」の排他的論理和を「C」に代入するプログラムコードです。
上記のコードを実行すると、
という実行結果になります。
上の画像のように
A=「101010」とB=「001111」の排他的論理和はC=「100101」なので、
「^」が排他的論理和演算子ということが確認できました。
※排他的論理和を使う際は、2進数で使用することが大前提なので、
2進数を使って演算するようにしましょう。
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