離散時間信号の図示 例題で解説

数学

離時間信号は単位インパルス信号の合成で表すことができる。

単位インパルス信号:時刻n=0で1、その他の時刻で常に0となる信号をδ(n)で表す。

単位インパルス信号を図示すると、

となる。


次の離散時間信号

は、単位インパルス信号を用いて次のように表せる。

x(n)=2δ(n)+3δ(n-1)ーδ(n-2)


例題を使って信号を図示する方法を確認していきます

[1] x1(n) = δ(n)ーδ(n-1)+2δ(n-2)

離散時間信号を図示すると、


[2] x2(n) = x1(ーn)

      = x1(n)をn=0を軸に軸対称したモノ

      = 2δ(n+2) ー δ(n+1) +δ(n)

離散時間信号を図示すると、


[3] x3(n)=x1(n-1)

      =x1(n)を右に1シフトしたモノ

      =δ(n-1)ーδ(n-2)+2δ(n-3)

離散時間信号を図示すると、


[4] x4(n)=x2(n)+x3(n)

      =2δ(n+2) ー δ(n+1) +δ(n)+δ(n-1)ーδ(n-2)+2δ(n-3)

離散時間信号を図示すると、


[5] x5(n)=x1( ーn-1)

     =x1(n)を右に1シフトして、n=0を軸に軸対称

     =δ(n-1)ーδ(n-2)+2δ(n-3) を n=0を軸に軸対称

     =2δ(n+3) ーδ(n+2)+δ(n+1)

離散時間信号を図示すると、


[6] x6(n)= x4(2n)

 離散時間信号のため、n=…,-1,0,1,…の整数

  n=-1のとき、x4(-2)=2

  n=0のとき、x4(0)=1

  n=1のとき、x4(2)=-1  となる。

 その他のnに整数をいれても0となる

離散時間信号を図示すると、

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